夫は40代の会社員。相談者の妻は夫と同じ会社に勤務していました。
かれこれ5年ほど前から夫の帰宅時間が遅くなり、たまに外泊などもするようになり妻は夫の浮気を疑うようになってきました。
夫の携帯電話はロックがかかっており肌身離さない、そんな行動の変化にも妻は夫の浮気の疑惑を抱かざるおえなかったそうです。
「夫は浮気している。いったい相手はどこの誰?」と、悶々と悩む日々だったとか。
そんな夫の浮気の悩みをよく聞いてくれて、励ましてくれていたのが、後になって真実がわかるのですが、夫の浮気相手の女性だったのです。
妻の悩みを聞いたり一緒にお茶したりしていた浮気相手の女性は、妻と同じ部署の同僚だったのです。
ですから、妻もその女性のことは本当によく知っています。
妻が夫の浮気を疑い続けていた頃のある日の夜、妻の会社の別の同僚から電話がありました。
「あなたの旦那さんの車が**さんのアパートの駐車場にとまっていたんだけど・・・、何か知ってる?あれは間違いないわ、あんたの旦那さんの車だったわよ」と。
妻は「まさか!?何かの見間違いよ」と思ったものの、車の車種も色も一致していたし、まして目立つナンバー数字も一致。
これだけ一致すれば疑う余地はないなと認めざるおえなかったそうでした。
妻は夫にメールしました。「今どこ?」と。
夫から返信がありました。「今、会社。知人と食事して帰るからちょっと遅くなる」
妻は続けて、浮気相手の友人女性にメールしたそうです。
「今日も夫はおそらく浮気相手の女と会っているようなの。会社って言ってたけど、もう会社になんか誰もいないし、ほんとあいつどこで何やってんだか・・・」と。
少し経ってから浮気相手の友人女性から返信が着たそうです。
「どっかで浮気している女と食事でもしているのかもね。
ほんと許せないよね、**ちゃんの気持ちよくわかる。また明日聞くね」
などと、すごい演技です。
妻はこの夜に夫の浮気を改めて確信し、夫の浮気相手とは妻と同じ会社の同僚女性であることもはっきりしたのでした。
妻は衝撃を受けました。
「ひどい。どうして?なぜ**子なの。彼女は、ずっと私をだまして演技を続けていたんだ」と。
妻は当然、夫を問い詰めました。
夫は否定し続けていたそうです。
妻は浮気相手のアパート前に駐車されている夫の車の写真でも撮っておけば良かったと感じていたそうでしたが。
また、それ以来、妻は夫の浮気相手であるとわかった同僚女性ともいっさい口をきかなくなり、浮気相手もその空気を察したのか、声すらかけてこなかったそうです。
その後、以前より夫の帰宅時刻は早まるようになりましたが妻としては夫はまだ浮気相手と連絡はとっているだろうとか、急に別れるはずがないと疑心安儀の日々だったそうです。
その頃、偶然に浮気相手の女性もちょっと離れた営業所に移動になったそうでした。
そんな疑惑はある朝、またもやはっきりすることとなったのです。
夫は、休日であるにもかかわらず、「ちょっと仕事で夕方になる」と朝、家を出ていったのです。
それからすぐ、夫の携帯電話が鳴りました。夫は、自分の携帯電話をテーブルの上に忘れて出ていったようです。
妻は、着信音が鳴り続けている夫の携帯電話を開くと、聞いたことのない会社名の文字が見えました。
妻は、仕事上のことだと感じ電話をとりました。
すると、「おはよう**ちゃん」と女性が発する声が耳に入ってきたのです。
そうです、よく知っている女性の声でした。
間違いありません、妻の友人女性の声です。
妻は黙って電話を切ったそうです。
やはり夫と彼女の関係は続いていたのです。妻は改めてそう確信した。
携帯電話を忘れて出ていったことに気がついたらしく夫はすぐに帰ってきて、また何食わぬ顔をして出て行きました。
その夜です、夫と妻は壮絶な言い合い、口論をしたそうです。
それからは、夫と妻は以前以上に冷めきって、夫も開き直ったのか昔みたいに外泊したり、帰りが遅くなったりしたそうです。
妻は、「いっそこっそ、もう帰ってこなければいいのに。あの女のところに居続ければいいのに」そう夫に言ったりもした。
夫は夫で「車の中に毛布があるだろうが。車の中で寝ているんだよ」と見え透いた嘘をついていました。
そして、なんと「寝る場所もなく惨めな俺だ」と言う有様。
「妻が俺を追い出したんだ」と。
そんな悪態をついている夫に妻の心はすでに限界でした。
「夫とは離婚する。そして、私を長い間だましていたあの女にもきっちりと慰謝料を請求したい。
二人に不貞を認めさせ、謝罪させたい!
私は、夫とあの女を絶対許すことはできない・・・」
長い我慢を重ねてきた妻は、夫との離婚を決断し探偵MKリサーチに浮気調査を相談されました。
「探偵さん、夫は浮気を否定し続けています。
確実な浮気の証拠をとってください。
また浮気相手にもきっちりと制裁を加えられるだけの証拠をとってください」と。
探偵MKリサーチは夫の浮気調査に入りました。
浮気相手の女性はすでに引っ越しているそうで、勤務地も別の支店に移動してしまっていることから、現在の住所はわかりません。
しかし、探偵の視点として「夫は浮気相手の家で生活していることは間違いない」と容易に考えられたので、探偵調査員は尾行張り込み調査ではなく、まず浮気相手の住所調査を先行しました。
浮気相手の住所調査によって、あらたに判明した住所に探偵調査員が向かったところ、浮気相手が居住していることを確認しました。
あとは、夫と浮気相手が一緒に生活をしている証拠をおさえるだけです。
予想通り夫は浮気相手のアパートの部屋に転がり込んでいて一緒に生活をしていました。
探偵調査員は、朝晩5回の二人の出入りを鮮明に捉え、夫は浮気相手の部屋で生活をしているという動かぬ事実を収集したのでした。
その後、妻は夫との離婚という選択をし、決着をつけますと言っていたため、MKリサーチは弁護士を紹介した次第です。
その後の情報ですが、妻は夫との離婚調停をしました。しかし離婚調停は一回で不成立。そして離婚裁判へ。
裁判でも夫は頑なに不貞行為を認めませんでした。
夫を追い出したのは妻のせい。彼女は自分にただ生活場所を提供してくれていただけのこと。それ以上の関係は断じてないと。
彼女が慰藉料の支払いに応じたのは、誤解を招くような行動で、妻に精神的な苦痛を被らせてしまったから、それに対する慰謝だと。
すでに浮気相手には慰謝料が確定していながらも、夫の悪態には言葉が出ません。
相談員がお受けしてきた浮気調査の事例の中、今回の浮気相手の女性の悪質な行動と、夫の嘘、愚行は決して人として許すことはできないと感じた案件でした。
夫の浮気調査の事例トップに戻り、他の事例を見てみる。
![]() ![]() ![]() ![]() 不倫相手は知っている女の事例も多い探偵 |